「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

読書

読書メモ「社会学用語図鑑」の3

社会学用語図鑑 ―人物と用語でたどる社会学の全体像 作者: 田中正人,香月孝史 出版社/メーカー: プレジデント社 発売日: 2019/02/28 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る P.58 デュルケームは、近代社会(資本主義社会)とそれ以前…

読書メモ「社会学用語図鑑」の2

社会学用語図鑑 ―人物と用語でたどる社会学の全体像 作者: 田中正人,香月孝史 出版社/メーカー: プレジデント社 発売日: 2019/02/28 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る P.24 マルセル・モース フランスの社会学者、文化人類学者…

読書メモ「共産主義の系譜」の2

新版 増補 共産主義の系譜 (角川ソフィア文庫) 作者: 猪木正道 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/09/22 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る P.148 剔抉 dictionary.goo.ne.jp 「共産主義の系譜」、面白いのですが、最初に書かれたのは1949年…

読書メモ「社会学用語図鑑」の1

社会学用語図鑑 ―人物と用語でたどる社会学の全体像 作者: 田中正人,香月孝史 出版社/メーカー: プレジデント社 発売日: 2019/02/28 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る P.99 ここでいう大衆とは、実際の職業や階級ではなく本人の…

「クラシックの迷宮」を聴きながら、片山杜秀の本を読む

今日は夜勤明けなので、自宅でNHK-FMの「クラシックの迷宮」を聴きながら、先日購入した「クラシックの迷宮」の司会?MC?の片山杜秀の文庫本を読んでいます。 www4.nhk.or.jp 以外にも著者の初文庫本だそうな 音楽放浪記 世界之巻 (ちくま文庫) 作者: 片山…

おっさん、KindleUnlimitedを解約する

と言っても正規の契約を結んでいたわけではなく、3か月で99円だったか299円だったか、そんな格安のお試しプランを試していました。 当初こそ、無料で読める漫画をFileタブレットで次々に読んでいたのですが、別にその漫画が好きでしょうがないと言うよりは、…

読書メモ 文春「承久の乱」の3

P.110 このころ(引用者注:元久二年以前)義時は江間義時と名乗っていました。江間とは伊豆国地名で、北条の本拠地のすぐ隣に位置します。つまり義時は、北条氏から独立して、江間を本拠とする江間氏の初代だった。 以前のメモ2は北条時政の出自についての…

読書メモ 文春「承久の乱」の2

P.63 そもそも北条氏とは何者なのか?(略)北条氏が伊豆長岡にある北条郷に本拠を持っていたことは確かです。(略)時政は北条氏の本家の当主ではなかった可能性もあります。時政の親族に北条時定という人物がいますが、この人は早い時期から官職を持ってい…

読書メモ 文春「承久の乱」の1

P.48 初期の鎌倉幕府が強い影響力を及ぼすことができたのは東国の限られたエリアだけでした。(略)この時代に一つの強いまとまりとして見られていたのは、駿河国、伊豆国、相模国、武蔵国の四か国でした。 実は中公新書の「承久の乱」はもう読み終えている…

読書メモ「共産主義の系譜」の1

職場の昼休みに「共産主義の系譜」を読んでいるおっさん。 「こいつは赤色革命を目指している危険分子に違いない。なんだか『コンギョ、コンギョ』と変な北朝鮮の歌も歌っているし」ということで、職場にいられなくなる日もそう遠くないかもしれない、今日こ…

読書メモ「承久の乱」の1

P.40 近年、櫻井洋子氏が(中略)頼朝が望んだのは「将軍」を越える権威を持つ「大将軍」の号だったこと、朝廷も「征東」「征夷」「惣官」などから消去法的に「征夷」「大将軍」を選んだことを解明した。頼朝は都から遠く離れた東国で、非常の大権を行使し得…

読書メモ「平家後抄 下」の4

P.194 朝宗は、次男の宗村と共に伊達郡(いたて)に移り、宗村は伊達郡の地頭となって伊達家(いたて)を称するに至った。なお、この一家が『だて』と呼ばれるに至ったのは、江戸時代以降のことである。 ()内はふりがな おっさんの職場からそう遠くないと…

読書メモ「平家後抄 下」の3

先日、見に行った「西行」展。 oldtypeossan.hatenablog.com 西行は平清盛と同世代ぐらいなのですが、「平家後抄」には彼のおいが登場しました。 P.157~158 後藤左衛門尉こと藤原基清(略)後藤家は、陸奥守鎮守府将軍・源頼義の七騎の一人に数えられた藤原…

読書メモ「平家後抄 下」の2

P.104 寿永二年七月に平家一門が西走し、八月に皇子・尊成(たかひら)が僭皇ではあっても一応天皇に擁立されると(後鳥羽天皇)、通親は夫の能円法師に置き去りにされた皇子・尊成の乳母の藤原範子に接近し、心細く生活している範子を妻に迎え、かつ彼女が…

読書メモ「平家後抄 下」の1

P.58 景清は、北陸戦線を初めとして各地に転戦した。中でも一ノ谷における景清の奮戦は凄じかったらしい。 伊藤(藤原)景清も、以前書いた板額御前と同じように伝統芸能に興味のある人であれば、身近に感じる人物なのかもしれませんが、おっさんが初めてそ…

読書メモ「平家後抄 上」の5

P.264 坂額御前は、巴御前と共に、日本史上、勇女の双璧としてその名をとどめている。坂額は、後世、板額と記されているが、彼女に関する唯一の文献である『吾妻鏡』には、坂の字が用いられている。 おっさんは板額御前のことを全く知らなかったので、「双璧…

読書メモ「平家後抄 上」の4

P.158 平治川(和歌山県) P.157 『平家谷』と言うのは、平家の落武者 が住みついて開発したと信じられている部落を称する。 平家谷の一つとして、平治川が和歌山県であがっていたので、検索してみると、和歌山県田辺市本宮町平治川のようです。 www.google.…

読書メモ「平家後抄 上」の3

P.145 地元の対馬では、惟宗知宗は、壇ノ浦からのがれた安徳天皇その人であると言う宗家皇胤説が旺んに行われている 先日、見ていると書いた「アンゴルモア」というアニメの中で、ヒロインの輝日姫が対馬に流れ着いた安徳天皇のひ孫娘(孫娘だったかな?)と…

読書メモ「平家後抄 上」の2

P.102 豫州 P.102に「豫州」に(義経)とあり、おっさんとっさに「劉豫州(劉玄徳のこと)じゃあるまいし、日本に豫州があるんかい?」と思ってしまったのですが、伊豫のことですね。 伊予国 - Wikipedia おっさん、子どもの頃に「戦国武将ゲーム」で旧国名…

雑誌「Military Classics」の巻頭特集

先日の気が大きくなっているときに「Military Classics」という雑誌を買いました。 MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2018年12月 出版社/メーカー: イカロス出版 発売日: 2018/10/20 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る おっさん、ミリ…

読書メモ「平家後抄 上」の1

P.21 (三種の神器のうち、)神剣は壇ノ浦に沈んで行方を失ったけれども、神鏡と神璽の方は、一年九箇月ぶりでめでたく都に戻り、白河法皇がほしいままに立てた後鳥羽天皇は、辛うじて僭皇の謗りを免れたのである。 こういう言説って、明らかに後世の眼での…

あー、また本を買ってしまった

まだ書いていないですが、先日の古本市で2冊600円の古本を買うのを散々迷ったくせに、とある雑誌の内容を確認したいと本屋に行ったところ、気になった新書をホイと買ってしまいました。 先月が生活費33,000円で月末の締めで17,000円も残っていて、ちょっと気…

読書メモ「正義とは何か」の1

今読んでいる中公新書の「正義とは何か」。 先日と同様にAmazonの商品リンクが出ないのですが、一つ前に読んだ「悪と全体主義」より難しく、悪戦苦闘中。 悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える (NHK出版新書 549) 作者: 仲正昌樹 出版社/メーカー: NHK…

そんなわけで購入した本

仕事上の悩みから脱出するには、やはりいまの浅薄さから自分を抜け出させるしかあるまいということで、読書をしようと考えたおっさんの購入した本。 oldtypeossan.hatenablog.com 悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える (NHK出版新書 549) 作者: 仲正昌…

読書メモ『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』の1

まだ読み始めで60ページ弱読んだだけですが、とてもおもしろい。 この手の若年層を対象にした講義をまとめた本としては、松岡正剛の下の2冊が面白かったですが、この本も面白いです。 17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義 作者: 松岡正…

読書メモ「日露近代史」の3

この本の帯は松岡洋右とスターリンの写真なんですが、購入するときに居合わせた職場の人に話すと、「へえ」という感じでした。 「日露近代史」の帯 スターリンはともかくとして、松岡洋右はもう忘れられた人物なのかな?(いや、それならわざわざ帯に選ばれ…

「アンゴルモア元寇合戦記」をAmazonプライムビデオで視聴中

といっても、まだ2話までしか公開されていないのですけれどもね。 率土の最果て メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 佐須の戦神 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る もともとは漫画のようですが、おっさんはそちらは未読で…

あら?青春アドベンチャーも「バナナフィッシュ」なのね

先日、プライムビデオで視聴していると書いた「バナナフィッシュ」ですが、NHK-FMの「青春アドベンチャー」も「バナナフィッシュ」をやっておるのですね。 oldtypeossan.hatenablog.com www.nhk.or.jp ブランカ、かっこいいわな。 確か、ブランカとアッシュ…

「功名が辻」で豊臣秀次が薨去したので

「功名が辻」の中で豊臣秀次(演・成宮寛貴)が無念の死を遂げたので、『確か「雨月物語」の中に豊臣秀次のでてくる物語があったな』と「雨月物語」の「仏法僧」を読み返してみました(と言っても現代語訳ですが)。 雨月物語 (岩波文庫) 作者: 上田秋成,長…

読書メモ「日露近代史」の2

P.203 第一次世界大戦で苦戦するロシアにとって、日本は背後を固める同盟国としても、軍需物資の供給国としても、なくてはならぬ存在になっていた。日本は一九一五年末までに、少なくとも四五万丁以上のライフル銃をロシアに供給している。 日露戦争から約10…