今読んでいる中公新書の「正義とは何か」。
先日と同様にAmazonの商品リンクが出ないのですが、一つ前に読んだ「悪と全体主義」より難しく、悪戦苦闘中。
悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える (NHK出版新書 549)
- 作者: 仲正昌樹
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2018/04/06
- メディア: 新書
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で、その中で引用されているロックの「統治二論」の文言がおっさん的にはズンときたのでひいておきます。
暴政とは、人が、その手中にある権力を、その権力の下にある人々の善のためではなく、自分自身の私的で単独の利益のために利用することである。つまり、それは、統治者がいかなる名称を与えられているにせよ、法ではなく自分の意志を規則にし、彼の命令と行動とが、人民の固有権(プロパティ)の保全ではなく、自分自身の野心、復讐の念、貪欲さ、その他の気まぐれな情念の満足に向けられているときに他ならない。
社会科学分野の古典って、小難しいだけであんまり役に立たんと思い、全然読んでこなかったおっさんですが、これは学生のうちに読んでおくのだったなあと後悔しております。
ルソーの「社会契約論」だけは持っている(持っているということは読んでいるはず)ので、そちらだけでも読み返してみるべきかもしれないなあ(もちろん、内容は忘れているのです)。
- 作者: J.J.ルソー,桑原武夫,前川貞次郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1954/12/25
- メディア: 文庫
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