「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

読書メモ「正義とは何か」の1

今読んでいる中公新書の「正義とは何か」。

 

 

先日と同様にAmazonの商品リンクが出ないのですが、一つ前に読んだ「悪と全体主義」より難しく、悪戦苦闘中。

 

 

 

で、その中で引用されているロックの「統治二論」の文言がおっさん的にはズンときたのでひいておきます。

 

 

暴政とは、人が、その手中にある権力を、その権力の下にある人々の善のためではなく、自分自身の私的で単独の利益のために利用することである。つまり、それは、統治者がいかなる名称を与えられているにせよ、法ではなく自分の意志を規則にし、彼の命令と行動とが、人民の固有権(プロパティ)の保全ではなく、自分自身の野心、復讐の念、貪欲さ、その他の気まぐれな情念の満足に向けられているときに他ならない。

 

 

 

完訳 統治二論 (岩波文庫)

完訳 統治二論 (岩波文庫)

 

 

 

社会科学分野の古典って、小難しいだけであんまり役に立たんと思い、全然読んでこなかったおっさんですが、これは学生のうちに読んでおくのだったなあと後悔しております。

 

 

ルソーの「社会契約論」だけは持っている(持っているということは読んでいるはず)ので、そちらだけでも読み返してみるべきかもしれないなあ(もちろん、内容は忘れているのです)。

 

 

社会契約論 (岩波文庫)

社会契約論 (岩波文庫)