「シン・ゴジラ」が観客動員を伸ばし、大きな話題を呼んだのは何年前のことでしょう?しばらく前からAmazonプライムビデオにラインナップしていたのですが、おっさんはようやく「シン・ゴジラ」を視聴しました。
あっ、おっさんがいつもDVDの商品リンクを貼っているのは、おっさん自身がDVDしか見られる環境にないからです。
台風接近のなかで夜勤をしたおっさんは、「これはもう絶対停電するな」という覚悟で勤務したのですが、拍子抜けなことに停電もせず、勤務を無事に終えることができ、夜勤明けで帰宅してから、「シン・ゴジラ」を鑑賞しました。
10式戦車の超信地旋回や99式自走の155mm榴弾砲の「弾着、いま」に萌えたおっさんですが、
超信地旋回性能比較!!! 10式90式74式戦車の旋回速度比較 武器学校・土浦駐屯地開設63周年記念行事
「シン・ゴジラ」のレビューで酷評されている「決断の遅い政治」や「法律の条文に縛られる政治」には、「愚かに見えても誠実な民主主義政治だな」と感心しました。
「シン・ゴジラ」には基本的に職務に忠実な人間ばかりが描かれており、総理大臣の下命を確認してから射撃する自衛隊など、「こうあってほしい」「こうあるべき」手続きばかりが描かれていました。
進化前の巨大不明生物の段階のゴジラに対してのヘリコプターからの攻撃に際して、射線上に逃げ遅れた住民が発見されて、総理大臣が「自衛隊の弾を国民に向けることができない」というシーンなんて、おっさんは「かっこいい!」とすら思いましたけどねえ。
苦悩したり、苦渋したりしない政治家って、おそらく反省も後悔もしないから、そんな政治家の即決の方がおっさんはよっぽど怖いなと思ったりします。
「ゴジラ」を描いた怪獣映画というよりは、巨大不明生物と敵対せざるを得なくなった人類の対応を描いた作品になっているので、巨大不明生物が「ゴジラ」なのか「使徒」なのかという違いがあるだけで、エヴァンゲリオンをは極めて近い作品ですよね(だって、「ヤシマ作戦」と「ヤシオリ作戦」ですもんね。音楽も使い回されてますしね)。
使徒は99.98%(やったっけ?)、人間と同じ遺伝子情報を持つのに対して、本作品のゴジラは人間の遺伝子情報の8倍情報量をもつ存在で、もっとも進化した個体として描かれていたのが違いといえば違いなんですかね。