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近年、櫻井洋子氏が(中略)頼朝が望んだのは「将軍」を越える権威を持つ「大将軍」の号だったこと、朝廷も「征東」「征夷」「惣官」などから消去法的に「征夷」「大将軍」を選んだことを解明した。頼朝は都から遠く離れた東国で、非常の大権を行使し得る征夷大将軍を強く望んだとする従来の学説が否定されたのである。
Wikipediaの「征夷大将軍」の項にも反映されているようです。
で、その論文「頼朝の征夷大将軍任官をめぐって」は下の「明月記研究」に所収されているようです。
なんだかこういう新事実が明らかにされていくのって、ドキドキ、ワクワクしますね。実際に史料から新事実にぶち当たる研究者の方はもっとドキドキするんでしょうけど。