「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

「パラサイト 半地下の家族」を観る Amazonプライムビデオにて 1月18日追記あり

Amazonプライムビデオのラインナップからはずれるとの表示が出ていたので、慌てて「パラサイト 半地下の家族」を鑑賞しました。

 

 

 

とある知り合いが「胸くそ悪い映画」と言っていたので、興味を惹かれつつも延ばし延ばしにしていたのですが、面白かったです。

 

 

とある高台に住む金持ちの家に家庭教師として入りこんだ半地下に住む貧乏人の息子が、信頼を利用して家族をそれとは知らせずに、同じ金持ちの家にひきこんでいくが、思いもよらぬ「家」の秘密から暗転していく。

 

 

といったところでしょうか。

おっさんはかなり面白いなあと思ってみたのですが、他人に言わせるとおっさんは「暗い映画が好き」らしいので、あんまり後味のいい映画ではないのかもしれません。

 

 

高台と半地下、住んでいるところと家族の経済状況がわかりやすく反映されていて高台の家族にとっては単なる一時的なアクシデントに過ぎない大雨も、半地下の一家にとっては家の全てを失うような重大な危機になる。

 

 

そんな大雨が彼ら2家族とその他数名の運命を大きく狂わせるきっかけになるのは、非常に暗示的だなと思いました。

 

 

貧富の差を、映画の鑑賞者が一緒に味わうことのできない臭いで描いていたことも秀逸だなと思いました。貧富の差を臭いであらわしていた作品を他にも知っている気がするのですが出てこないのが、のどに引っかかった魚の骨のように気になります。

 

 

近所のスーパーの韓国フェアで売っていたジャージャー麺を買ってきたら、まさにそれが映画内に出てきて笑えました。

 

 

まあ、おっさんは映画内のように牛肉を入れるのではなく、キャベツを入れて食べる予定ですけど。おっさんの場合は、家族すら持つことのできない「半地下の住人」の仲間ですからね。

 

 

おっさんは未見なんですけど「万引き家族」もこんな感じの映画なのかな。

 

 

 

グローバリゼーションと拡大する貧富の差が、国際的な共通した話題だとして、その先に見える光景はどんな景色なんでしょうか?

 

 

おっさんみたいに家族すら持てない「半地下の住人」の行き先はどこなんでしょうか。

 

 

1月18日追記:

見終わったときは、真っ先に思ったのに文章にする段階で記憶から飛んでいたので、追記として記します。

 

 

なぜ、襲撃されて亡くなったのは半地下の家族の娘さんの方なんだろう?

頭に重症を負ってかなり出血しどちらかといえば死線に近かったのはどう考えても息子の方だと思われるのに。

 

 

因果応報的に考えても「ジェシカ」なる人物を作り出して、高台の家族に接近させたのは息子であって、娘は従犯的な立場だと思うのに。

 

 

父親ー息子の男の系図であるべきだから?

それとも女性の稼ぎでは高台の家を買い入れるための収入を得ることが難しいだろうとの判断?

どちらにしても(それ以外の理由だとしても)、おっさんはちょっと引っかかるものを感じるんですよね。