職場の出張に行ってきたおっさんです。
特急くろしおという特急券の必要な電車に乗るように言われて、貧乏人なおっさんにはいきなり緊張の瞬間です。「とっ、とっ、特急券!?」という感じです。
宿泊したお部屋。
じゅうたんががフカフカなので、寝袋で床に寝るように命ぜられるのかと思いましたが、ベッドに寝ても良いようです(というか、寝起きに撮った写真なのでベッドやデスク上が乱れています)。
貧乏なおっさんには部屋がデラックスすぎたのか、5時に目が覚めました。
琵琶湖上る朝日がきれいです。レイクビューなお部屋です。
大阪、和歌山で過ごしてきたおっさんからすれば、海は陽が落ちるところであって、日が昇るところではないので、新鮮です。
会合の始まる時間まで時間が余りすぎるので、散歩にでかけました。
宿泊した大津プリンスホテルです。
近江大橋の西詰まで歩いてみました。
暇つぶしにテレビをジャミングするぐらいなら、もっと長い時間歩けばよかったな。往復30分の歩行でした。
比良比叡山系のお山もきれいに見えておりました。
肝心な出張の成果は?と問われれば、
「行ってきました。琵琶湖が大きかったです。キリンさんは好きです。ゾウさんはもっと好きです」と書くぐらいのことしかできないかもしれません。
帰りの特急を待った新大阪駅構内の書店で、いつも恒例のお出かけ時の本を購入しました。同行の皆さまの「うーん、出張帰りに荷物を増やすとはクレイジーだな」という視線が痛かったです。
「日露近代史」から読み始めたのですが、挟まれている講談社の新刊お知らせを見ると、他の本が読みたくなります。
「天皇と中世の武家」とか「天皇と天下人」とか「天皇と芸能」(近刊)とか面白そうですね。「哲学の練習問題」もそそられます。
「天皇と芸能」なんて、とっても網野的ですね。
おっさんは民俗学にやや胡散臭いものを感じる(こんなことを書くと、民俗学系のお友達が多いので怒られますが)ので、網野善彦の描く歴史像にややイロモノ的な感想を持ったりするのですが、読んで面白いのは面白いですね。
「歴史学は上から見た史観だが、民俗学は下から見た史観」とかっていう言葉に、反発を覚えたのが民俗学に対するイメージを悪くしているのかもしれません。
帰宅して一番心配だったのは、まなさんが無事かどうかなのですが、帰ってきたら意外に平気な様子だったので安心しました。
ところが、一晩明けると、まなさんがとってもべったりで、眠っている間もめずらしくおっさんの足にべったりだったので、やっぱり多少は寂しかったんでしょうね。