「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

「第十 折々のうた」の読書メモ1

巻頭のうた

み吉野は山もかすみて白雪のふりにし里に春は来にけり

作者は藤原良経という人物。

でも、源平の争乱期をすぎて、摂関家五摂家に分裂していく過程なので、九条良経とも書かれるみたいです。

 

ja.wikipedia.org

 

死因が「頓死」と書かれていて、

 

kotobank.jp

 

落馬でもして亡くなったのだろうか?と思っていたのですが、

 


www.youtube.com

 

この藤原良経の百人一首に選ばれている歌の解説動画を見てみると、「やりで突かれて亡くなった」とのこと。

 

 

ひぇ!後鳥羽院院政下で、どれほどの権力があったか、おっさんはわかりかねるのですが、摂政が「就寝中にやりで突かれて死ぬ」って、鎌倉時代前期、治安が悪すぎへんか?

 

 

ちなみにこの歌は新古今和歌集の巻頭の歌でもあるみたいです。

 

 

ja.wikipedia.org

 

つまりはその時代の文化を牽引する人物であったはずなのに、やりで突かれて頓死。かつ犯人、真相がわからんとはなあ。権力者の家なんやからそれなりの備えもしてあっただろうに。