体調が悪いのか、よく寝ているおっさんです。
Amazonプライムビデオで「007 カジノ・ロワイヤル」を見ました。
なんで第3作から第21作に飛ぶんじゃい!と怒られそうですが(誰に?)、このペースで見ていくとAmazonプライムビデオに入っている期間中に、「007」シリーズのおさらいは無理かもしれんなと思い、せめてダニエル・クレイグの「007」だけでも見ておこうと思った次第です。
それに歴代の「007」映画の中でも、おっさんはこの「カジノ・ロワイヤル」が一番好きですね。
敵役のル・シッフルにはポーカーでは勝ちますが、そのポーカーの最中に毒をもられたり、ポーカー後に拉致されたりと実際のところル・シッフルの方が策略に満ちていて、「無敵」の007という感じではないのですが、毒をもられても回復するタフさ、拷問にかけられても屈しないタフさがかっこいいんですよね。
あと、ヴェスパー・リンド役のエヴァ・グリーンのきれいなこと。
正直、冷たさと妖艶さの混合具合がぴったりで歴代ボンドガールの中でも一番好きですね。
あと、再見してみて気づいたのは、ヴェスパー・リンドは自分のことをクリスチャンと言ってるんですよね。イギリス人のほとんどは英国国教会(アングリカンチャーチ)の信者だと思うので、ちょっと意外。アイルランド系という設定なのかも?
ル・シッフルの飛行機爆破を阻止し、ポーカーでは勝利したけど、大事なものを失ったジェームズ・ボンド。
最近の「007」がジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)のビルドゥングスロマンと化していてつまらんという意見もわかるのですが、それは次代のジェームズ・ボンドに期待しても良いのでは?と思ったりします。
ダニエル・ボンドの成長を描くビルドゥングス・ロマンと化した007に足りないもの、それはケン・アダム成分だ。金ピカでゴージャスな巨大セットのなか、悪の首魁が余裕たっぷりに「そこで世界が破滅するのをみていたまえ、ボンドくん」とのたまう。これなくしてなんの007、なんのエンターテインメント。 pic.twitter.com/obrbol3rTf
— 磯田勉 (@isopie_) September 27, 2021