「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

読書メモ「観応の擾乱」の1

P.77

尊氏は、一生を戦場で過ごした将軍と評価される。だが、実際には、このときの出陣(※観応元(1350)年10月)は建武二年(1335)以来実に15年ぶりのことであった。

 

 

後世からみると、南北朝の動乱が3代将軍の足利義満の時代まで長く続いたので、ずっと尊氏が第一線で戦っていたような印象を受けるものの、この観応の擾乱以前に、すでに北朝の圧倒的な優勢は確立していたのだということだろう。

 

 

結果を知っていると、その結果から当然のように思ってしまうことがたくさんあるので、その辺をきちんと吟味して考えないといけないな。