先日購読している無料のメールマガジンを読んでいたとき、
『「たのしみは…」ではじまる連作句で有名な橘曙覧』云々といった記述がありました。
なので、その人の名前で検索したところ、小学生の時の教科書でおっさんが見かけて、きちんと記憶していなかったので、わからなかった歌の作者だとわかりました。
おっさんは音だけを記憶していて、
「たのしみはこのめにやしておおいなるまんじゅうをひとつほおばりしとき」
と覚えていたのですが、正しくは
たのしみは木芽煮して大きなる饅頭を一つほゝばりしとき
であるようです。
「大きなる」を「おおいなる」と間違って覚えていたのですね。
それで以前に全部ひらがなで打って検索した時にひっかからなかったのかな。
「木芽」はお茶の葉のことだと教科書に注が打たれていたように記憶しています。
おっさんは、小学生ながら、「まんじゅうを食べることも歌になるんだな。なんだか楽しそうな歌だな」と感じて、同時に教科書に載っていた歌の中でそれだけを覚えていたのですが、35年ぐらい経ってようやく作者と本当の表現がわかって良かったです。
下の歌集などに所収されているようです。
8時44分:改行修正
追記:以前にもこの歌について触れていました。