先日の休み、京都市美術館で開催中の「マリー・ローランサンとモード」展を見に出かけてきました。
年休を利用して連休の初日に出かけようと思っていたのですが、夜勤の疲れが抜けず、当日も出かけようかどうしようかと迷った挙げ句に出かけることにしました。
午後になってから着いたし、「モード」なんてそもそもわかってないし、予習で全部見るつもりだった「ココ・アヴァン・シャネル」も1/4程度しか見られず、どれほど楽しめるかわからなかったのですが、けっこう楽しめました。
(オドレイ・トトゥというとおっさんなんかは「アメリ」のイメージが強すぎるのですが、いい感じにおばちゃんぽかったです)
音声ガイドも借りてかなり集中して見て回れたのが良かったのでしょうか。
同年の生まれであるココ・シャネルをかなり意識した展覧会になっていて、これなら「マリー・ローランサンとココ・シャネル」展でもよかったような気がしますが、ブランドのシャネルとの兼ね合いがあったりするのでしょうか。
ポスター類の展示なんかもけっこう興味を持って見ることができ、読めないフランス語も一生懸命に見ていたのですがシャンゼリゼ(Champs-Élysées)すら読み取れず、「ああシャンゼリゼか」とわかるまで時間がかかりました。
服飾を見ていると「なんかダウントン・アビーでこれに似た服を見たような気がするぜ」なんて思ったり、「でもフランスとイギリスでやはり流行る時期が違うんだろうな」と考え直したり、全体的に楽しかったです。
図録も購入。
コンパクトな図録で読み物として楽しめそうなので、最近購入した同時代の作曲家エリック・サティの曲でも聞きながら、読みたいと思います。
あと展示以外に楽しめたのは、モードとかが好きな女性が多く来ているからでしょうか、マリー・ローランサンを代表するピンク、グレー、グリーンを使った服を着ている女性客がいたり、バチッとトータルでコーディネートしているような女性が複数目につきました。
時間に余裕がなかったので京都でゆっくりはできませんでしたが、ひさしぶりでフランソアのコーヒーも飲めたし、良い一日でした。
京都市美術館の展示予定のなかに来年のこととして
キュビスム展が入っていて、絶対に見に行こうと思いました。
実はいま東京でやっている「アンリ・マティス」の展覧会を見に行きたかったのですが、予算の都合と、今回の京都でもマスクをしていない人が多すぎて、コロナ罹患の恐怖から「やっぱ東京行きは無理かなあ」と怖気づいていたおっさんには、キュビスム展の開催はとてもうれしいものでした。