コロナウィルスの感染が拡大する中で、職場にて「普通の外出にも届け出をもらうようになるかもしれん」との噂があり、とっとと外出して使ってしまおうということで、和歌山市支給の「和歌山市地域ささえ愛商品券」を利用して、本を購入してきました。
しかし、普通の外出にも届け出がいるって、おっさんたちは奴隷ですか。
労働者ではあっても奴隷ではないと思っていたのですが、社畜という言葉もあることですし、日本では賃金労働者は家畜以下なのかもしれないですね。
しかし、この「ささえ愛」とかいう用語、どうにかならなかったのでしょうか?
権力を行使する側の役所が「愛」とかっていう言葉を使うと、DV亭主が使う「愛」と似て束縛の匂いを感じるのはおっさんだけでしょうか?
そもそも、こういうことをする体質の市役所が「愛」って冗談だろ、という失笑がおっさんの心には浮かんできます。
いちおうは処分されたみたいですが、それにしても軽い処分だな。いってみれば詐欺行為を働いても公務員は許されるのですね。確かに役所は身内には「愛」があるみたいですね。
軽い処分は、「今度からは見つからないようにやれよ」、「もっとうまくやれよ」という励ましなんでしょうね、きっと。
それはさておき。
購入したのは4冊。
合計で3,850円でした(足りない分は自腹)。
せっかく少ない自腹で本を買えるので、どうせ自腹で買うであろう歴史の本は買わないことにしました。
購入したのは以下の4冊。
「革命と戦争のクラシック音楽史」。
いきなり歴史の本やないかい!と言われそうですが、買おうと思っていた「西洋音楽史」が書店の棚になかったので、代わりに「音楽」ジャンルで購入しました。
どうせまだまだ外出自粛ですし、とりあげられている音楽をYouTubeで聴きながら過ごすのも良いかなと思いまして。絵画の本も考えたのですが、美術館や博物館に出かけられない現状に余計ストレスを感じるかもしれないと思い、パスしました。
「市場って何だろう」。
これはKindle版を持っているのですが、Kindleだとなかなか読み進める気にならず、「良い本なのにもったいない」と思い、自分の中の読む気を奮い立たせるために紙の本も購入しました。
旧世代だと言われようがなんだろうが、Kindle本より紙の本です。
「他者を感じる社会学」。
おっさん内で「社会学用語図鑑」から続いている社会学の軽い熱を覚まさないように購入してみました。
おっさん、自分が働いている施設に入所するようなことがあれば、ずっと毎日本を読み続けていたいと思うのです。
ああ、もっといろんなことが知りたい。
時間が足りないし、そもそも世界のいろんなことを知るにはおっさんの知能は決定的に不足しているのです。残念。
最後の1冊は、「メディア論の名著30」。
書店でも最後の1冊はさんざん迷ったのですが、手にとっていた一冊からこの本に変更。
著者(佐藤卓己氏)の名前で手に取らせるほど、著者の「言論統制」が面白かったのです。
で、そのようにして購入した「大衆宣伝の神話」がおっさんには少し(かなり?)難しいので、その橋渡しの目的も兼ねて、この「メディア論の名著30」を購入しました。
しかし、「金がほしい」、「時間がほしい」、なにより「もっと高性能な脳みそがほしい」と書店に行くたびに思わせられます。