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意味 専業主婦による家事など、賃金が支払われない労働(アンペイド・ワーク)だが、賃労働によって成り立つ生活や社会にとって不可欠なもの
資本主義社会では賃金が支払われない労働(アンペイド・ワーク)は、労働とみなされにくくなります。
友人が先日の古本市で「シャドウ・ワーク」を購入していたので、おっさんも順番を入れ替えて、シャドウ・ワークの項目を書いてみました。
シャドウ・ワーク―生活のあり方を問う (1982年) (岩波現代選書〈73〉)
- 作者: I.イリイチ,玉野井芳郎,栗原彬
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1982/09
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おっさんみたいに一人暮らしの男は、家事労働も必然的に自分でこなさないといけないので、無給でありながら家事労働が重要なことは肌で理解できるのですが、一人暮らしをしたことがない男性、結婚生活が長い男性になると、性別による役割分業で女性の家事労働を低く見ることに慣れてしまうんでしょうかね?
「シャドウ・ワーク」を購入した友人は、既婚なんですが、こういう問題意識があるからこそ、わざわざ本を購入したわけで、きっと家庭でも良き夫であるのでしょうね。
というか、女性も専業主婦がかなり減り、賃労働を担うようになっても、日本では家庭の家事労働が女性によって担われることが多く、日本における「シャドウ・ワーク」の問題はより重大になっているような気がしますね。
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