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意味 社会的な立場に有利・不利をもたらす金銭以外の資本
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そうして得た文化資本は、①客体化された文化資本、②身体化された文化資本、③制度化された文化資本の3つの具体的なかたちとなり、その人の社会生活に有利に働いていきます。
①の客体化された文化資本の例として、絵画、骨董品、
②の身体化された文化資本の例として、言葉遣い、所作、
③の制度化された文化資本の例として、学歴、資格が挙げられています。
おっさんが大人になるにつれて思ったのは、こういう文化資本を持っているか持っていないかというのは、本当に大きいなということ。
言葉遣いとか所作(マナー)なんて慣れていく部分が大きいので、子供の頃から自然に身についている人が断然有利です。身についていない人はそれを身につけるために、金銭や時間を投じて自身でそれを学ばねばならないというハンデ戦を強いられるのです。
定食屋でいいちこを飲んだおっちゃんたちが騒いでいるような環境で育ったおっさんが、言葉遣いや所作を身に着けているはずがなく、本当に苦労する思いです。
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