Amazonプライムビデオで視聴していた「王女の男」を見終えました。
朝鮮の歴史を全然知らないので、知っている人物は一人もいないかな?と思っていたのですが、「海東諸国紀」の著者、申叔舟が出てきました。
まあおっさんは「海東諸国紀」を読んだわけではなく、紹介されているのを見たことがあるだけなんですけどね。
首陽大君(後の世祖)はおっさんの中で徳川家康、端宗は豊臣秀頼、金宗端(キム・ジョンソ)は石田三成だなと思いながら見てました。
明の永楽帝だって甥の建文帝から簒奪しているのに、同じく甥から簒奪した世祖は、簒奪者として現代の韓国でも嫌われているらしいです。廟号に「祖」が付くのは、太祖の次には世祖なので、君主としてはけっこう重要な仕事をした人だと思うのにかわいそうですね。簒奪者だろうが行った政治が民草のために行われたものなら評価すべきだと思うけどな。
金宗端(キム・ジョンソ)は、「大虎」(テホ)と称されていたらしいですが、王が竜なのに、それと並ぶ虎と呼ばれることを容認していたなら、専横な臣下として「簒奪の気持ちがあるのではないか」と王族に疑われて討たれても、ある種しょうがないような気がするな。
ヒロインのムン・チェウォンはかわいくて良かったなり。
168cmの華奢な長身とすらっとした細く長い美脚が特徴。
とWikipediaには書かれているのですが、時代劇のために見られなくて残念。
朝鮮史の本が読みたくなりましたが持っていないので、現在、朝鮮、九州、明にまたがるマージナルな領域について書かれた「中世倭人伝」を再読中。
あと、最後に疑問としては、ドラマの一回の再生時間が1時間と数分なんですが、本国韓国では1時間半放送だったのかな。ドラマの枠が1時間半なのは普通なんだろうか。1時間のドラマに慣れている日本のおっさんとしては、そのあたりが少し気になりました。