再び「戦国時代(上)」より。
『「世界史」の成立と新技術』という章、
鉄砲についての記述はもちろん面白いのですが、木綿についての記述が面白い。
木綿が帆布として使用される以前は、船の帆はわらむしろでできていたんだな。
このあたり、
「木綿以前の事」を読んでいれば知っていることなのかもしれないですが、
おっさんは民俗学関連の本をまったく読んでいないのでなあ。
ただ、このあたりのテーマは永原慶二自身も面白いと感じていたのか、
新書としてこんな本も出しておられるみたいですな。
木綿の影響は、これまで述べてきたような軍事面ばかりでなく、さらに別のことも考えられる。人口史の面では江戸時代初頭の時期に日本人の寿命がのびていることが確認されているが、その主因が平和到来による社会経済の安定にあるとしても、原因の一つとして木綿衣料の普及による衛生条件の改善を考慮することも必要であろう。
綿の衣料に慣れすぎていて、
おっさんなんかにはそれのない生活が想像もできないですね。
というか、綿以前に衣類として使用されていた苧麻は麻とは違うんですかね?
そんな知識もないです。
リンク先を読んだ限りでは、
麻の中の繊維の形態としてリネンとラミーがあるという理解で良いのでしょうか?