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対人サービスは、肉体の労働以上に感情のコントロールが必要です。ホックシールドはこうした労働を感情労働と呼びます。
感情労働には、真の充実感と過度なストレスの2つの側面があると自覚することが重要です。
お恥ずかしい話ですが、この本のこの項目「感情労働」を読むまでは、「感情労働」という言葉は、学問的な裏付けのない適当な用語だと思っていました。
ホックシールドというアメリカの社会学者が作り出した?言葉みたいですね。
- 作者: A.R.ホックシールド,Arlie R. Hochschild,石川准,室伏亜希
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2000/04
- メディア: 単行本
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日本のサービス業は、報酬の割には過剰なサービスを要求される異常性がよく指摘されますが、日本国内では感情労働を扱っている研究者はいらっしゃるんですかね?
感情労働に従事する者の一人として、日本の研究成果を読んでみたい気がします。