以前、意外に簡単に大川峠を越えられたので、「案外次の峠も越えられるのでは」との気持ちで、和泉山地にある大川峠の東側の峠、猿坂峠に挑戦してみました。
結果としては、全く刃が立ちませんでした。
県府境にたどり着くまでの橋で足をつき、5分ほど休憩し、持参していたホットコーヒーをがぶ飲みし、チョコレートをむさぼり食って再度出発したものの、県府境を越えたあとの坂で完全に足が止まり、完全に下り坂になるまでは自転車を押して歩きました。
この調子では、標高がより上がる次の峠などはもってのほかな状態で、正月に実家に帰る際に自転車を利用しようかという目論見は完全に無理だなと悟りました。
和歌山県と大阪府の間にある和泉山脈にある代表的な峠には西から順に大川峠、猿坂峠、孝子峠、雄ノ山峠、風吹峠、鍋谷峠、七越峠、蔵王峠、紀見峠があり、東へ行くほど標高が高くなる
猿坂2号橋より南を望む
そのあとは、深日港から海沿いの道を走ってなんとか淡輪まではたどり着いたものの、猿坂峠で足を使い果たしていたのでふらふらでした。
肉眼だと向かいの淡路島の大きな建物や明石海峡大橋、鳴門大橋と思しき橋、りんくうゲートタワー、関空連絡橋が見え、温かい晴天の時期はすばらしく気持ちのいい場所だろうなと思いました。
まあ、そんなわけで不届き者が出現するようです。
新しく通った道で発見した自動販売機。
なんともいえぬ趣があります。おっさんの人生もそう遠くない未来にこの打ち捨てられた自動販売機のように歩みを止めるのだなあと思うと、なにやら自動販売機が愛しく感じられます。
前回はさほどしんどいと感じられなかった大川トンネル経由の帰り道をなんとかかんとか帰ってくるのがやっとでした。
距離38.60km、所要時間は休憩を除いて2時間21分23秒。どこまで信頼できるのかわからないですが高度上昇は571m(大川峠を越えた時は393mでした)。
自転車のエンジン(おっさん自身)をもっと鍛え上げてからでないと、到底この峠を越えて大阪側へのサイクリングを楽しむというようなことは不可能なので、もっとエンジンの性能を上げるべく努力しようと思います。
しかし、もうエンジンもポンコツやし、どこまで性能が上がることやら。