もうすぐプライムビデオのラインナップからはずれる、という表示が出ていた「サタデー・ナイト・フィーバー」を夜勤明けの夕食を食べながら見ました。
ほぼほぼ前知識なしで見たおっさん。
自分自身のファッションに全く興味がなかったぐらいなので、ディスコなんか行ったこともありません。
それに友だちとつるんで女の子に声をかけたりなんてこともしたことがないので、主人公のトニーに自分をオーバーラップさせることもないのですが、エネルギーを持て余しがちな青春時代にダンスという打ちこめるものがあるトニーは幸せな男だなとは思いました。
おっさんなんか、打ちこめるものがないまま歳をとり、いまもフワフワと生きているような気がします。
もっと明るいキラキラした映画なのかと思いきや、恋人とも呼べない女性を妊娠させてしまった仲間が(おそらくは)死に、自身も打ちこんできたダンスで自分たちのペアよりも優れたダンスペアを目の当たりにするというちょっと鬱なラストでした。
直撃より少し年下世代のおっさんですが、それでも映画の中のニューヨークの光景も、ほとんどの音楽を担当しているBee Geesの音楽も懐かしい感じでした。