2021-03-20 読書メモ「物語イタリアの歴史Ⅱ」の1 読書 物語 イタリアの歴史〈2〉皇帝ハドリアヌスから画家カラヴァッジョまで (中公新書) 作者:藤沢 道郎 発売日: 2004/11/01 メディア: 新書 P.71 なぜなら歴史の流れやそのうねりは、単一の、またはいくつかの原因で説明できるようなものではなく、ある状況の中で無数に働く力が一つの合力に結果する、としか言いようがないからだ。 この言葉だけでこの本を読む価値があると思わん? 陰謀論に侵された現代社会には、絶対に必要な視点だと思う。 関西でいうと島田紳助ややしきたかじん、全国でいうとみのもんたあたりからはじまった「わかりやすい」ニュース、教養って、結局は「無数に働く力」を無視して、単純化しているだけで、害悪のほうが大きいと思う。