「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

愛情の重さ

「老人施設に入所している父親に会いたい」という入所者さんの希望をかなえるために企画書を書き、相手施設の了解も取り、日時をセッティングした後、入所者さんに「タクシー利用で行くので費用が発生します」と告げたら、「費用がかかるなら会いたくありません」と言われました。

 

 

でも、その入所者さんは「父のことを愛していて、一日も考えない日はありません」と言うんですよね。

 

 

なに、その「愛情」。

無料なら発揮できて、有料なら発揮できない。

「僕は妻を愛しています。毎日セックスもしています。妻とのセックスは無料なので」みたいな感じですか?

 

 

おっさんは、成長段階から親はおっさんの害になるばっかりで、「愛している」なんて思ったことないですが、それでも交通費をかけて会いに行き、会うときには幾ばくかのお金を持参しますけどねえ。

 

 

まあ、その人は父親へのお土産に自分が使わなくなった使用品のラジオを持っていっても父親がありがたく受け取ると思っているような人なので、自分の愛情は無条件に感謝されると思っているんでしょうね。

 

 

でも、それは自己肯定感が高いということだからいいことなのかもしれないな。

 

 

おっさんなんか、自己肯定感が低いから、他人にあげたものなんか趣味が合わなければゴミ箱にそのまま捨てられてそうだなといつも思うんですよね。

 

 

プレゼントなんか畢竟自己満足の世界なので、それでいいかなとも思いますしね。