少し前にこの本かなり売れましたよね。
いや、だいぶ前かな?
Kindleで安くなっていたので、おっさんも購入して読んでみました。
著者自身が、本の中で、
女子学生が、ラブホテルを研究しているというところに話題性があり、そこに人はピンク色の妄想をするのであろう。
と書いていて、まんまと騙されて?購入したおじさん達はいい面の皮という感じですね。
おっさんは井上章一の「愛の空間」と類似した本かなと思いながら購入したのですが、案の定、著者は井上章一に連絡を取り、資料を借りたりしたようです。
建築史意匠論の大家、国際日本文化研究センターの井上章一先生を訪ねた。先生は『愛の空間』(角川選書、一九九九年)という著書の中で、詳細な文献をもとに野外からラブホテルに至るまでの「愛の空間」を考察されている。
おっさん手持ちの井上章一の「性」系の本。
井上章一は「美人論」とか「美人コンテスト百年史」で大ブレイクした人なので、そっち方面に行くのはある種必然のような気がしますね。
おっさん、一時はかなり井上章一にはまっていたので、「つくられた桂離宮神話」、「狂気と王権」、「夢と魅惑の全体主義」なんかも読みました(「美人論」、「美人コンテスト百年史」は当然のこととして)。
一時はかなりテレビにも出ておられたのに、最近はお見かけしないので残念です。というかおっさんがテレビを見ていないので、出ていてもわからないですね。
昔、大阪のお風呂屋さんの八割は石川県人やったんですよ。
という一文があり、それは友人から聞いて知っていたのですが、
ラブホテルの経営者は、出身が様々である。例えば関西には石川県出身の経営者が多い。
と風呂とラブホテルの経営者の意外そうで意外でない関係性が知れたのは面白かったですね。
マン拓
あとは、著者が「マン拓」という言葉を使っている一文があるのですが、もう女性研究者が「マン拓」という言葉を使っているというその一点だけで、充分におっさんは満足しました。
おっさんもだいぶん変態ですね。
いまの若い人は「マン拓」という言葉を聞いてピンとくるんだろうか。こないだろうな。
23時24分:誤字修正
2024年2月14日:リンク追加
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