先日安かったので、Kindle版の「ゲゲゲのゲーテ」を購入。
内容が薄いので、すぐに読み終えました。
ゲーテの思想に触れたいなら、ゲーテの著作を直接読むほうがいいと思います。
おっさん、ゲーテで読んだことがあるのは、「若きウェルテルの悩み」だけです。この「ゲゲゲのゲーテ」で特段ゲーテの言葉が響いてくる感じはありませんでした。
ちなみに「若きウェルテルの悩み」の筋は訊かないでください。
もちろん忘れています。
面白いなと思ったのは、
河合栄治郎という偉い先生が編んだ青年のための読書案内
2・26事件を批判したことで有名な河合栄治郎を「偉い先生」と水木しげるが書くのは、当然といえば当然なんですが、水木しげるは権威を盲信するタイプの人ではないように思うので、河合栄治郎の著書を読んでいたのでしょうか。
おっさんはファシズム批判の文脈で、「日中十五年戦争史」や「二・二六事件」で河合栄治郎の存在を知りました。
ゲーテの著作が本当の意味で優れているのかどうかおっさんには判断できないですが、愛読書、座右の書を持って愛し続けられた水木しげるは、本好きな人間としてはうらやましいし、幸せな人だなと思います。
22時42分:語句修正
2024年2月14日:リンク追加、少し加筆
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