実習先には
自宅→→(原付solo)→→和歌山駅→→(電車)→→某駅→→(原付ジュリオ)→→実習先
といった感じで通っていたので、電車内で読んだ本や見た映画のご紹介。
本は

バスカヴィル家の犬 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)
- 作者: アーサー・コナン・ドイル
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/09/19
- メディア: Kindle版
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の3冊を読み終えました。
映画の方は、
の2本を鑑賞。

バスカヴィル家の犬 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)
- 作者: アーサー・コナン・ドイル
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/09/19
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「バスカヴィル家の犬」は子どもの頃に子ども向けのバージョンを読んで以来の読書。筋はうっすらと覚えていました。
なので、「犯人はこいつ」、「原因は遺産絡み」「この女性は実は細君」などと思いながら読み進めていました。
あとがきに書かれていた、

シャーロック・ホームズの誤謬 (『バスカヴィル家の犬』再考) (キイ・ライブラリー)
- 作者: ピエール・バイヤール,平岡敦
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2011/06/29
- メディア: 単行本
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に少し心惹かれますが、おっさんシャーロキアンではないので、そこまでいれこむ必要もないかな、でも少し読みたいなと思っています。
「ジキル博士とハイド氏」は実は初読。
映像作品も見たことがありません。
高潔な学識豊かな人生を送ったことのないおっさんには、ジキル博士の気持ちを理解するのは困難でした。
モーターボートのチェイスがあったり、洋装の美女文代が助手であったりと、発表当時はかなり都会的な雰囲気だったんだろうと思わせられる。
作中で開示された設定があとで拾われていなかったりして破綻している部分もありますが、なかなかおもしろく読みました。
「花様年華」が好きなおっさんは、ウォン・カーウァイの作品を振り返るために、デビュー作の「いますぐ抱きしめたい」を見たのですが、その後間が空いて、ようやく「恋する惑星」を見てみました。
なんというか面白くないわけではないのですが、おっさんの場合は後半のトニー・レオンのパートの印象ばかりが強く残って、前半の金城武のパートの印象が残らず、「これ、前半は必要だったのだろうか?」とか思ってしまいました。
あと、後半のパートの出てきたフェイ・ウォンは、おっさんが中国に行った時期に、
このジャケットのCDが大売れしていて、このポスターが街の至る所にあったことを思い出します。
「グラン・トリノ」は家で時間のあるときにゆっくりと甘いお菓子と濃いミルクティーでも口にしながら楽しむつもりだったのですが、時間が取れず、電車の中で見てしまいました。
映画館で見た「ミリオンダラー・ベイビー」もすごくいい映画だったけれど、「グラン・トリノ」には打ちのめされました。
50歳以上も歳下のタオを「友人」と呼び、その友人のために命を捨てる「古い」男、ウォルト。病を得て先の短いとわかっていても短いからこそ執着してもおかしくない命を、タオとその姉スーのために犠牲にしてしまうウォルトに「古き良き時代」の男を重ね合わせてしまいます。
そういう意味では仲間や大事なもののために命を張る西部劇の焼き直しなんでしょうかね?でも、ひたすら相手を打ち倒す西部劇とは異なるラストシーン、別の形の勝利が待っており、鏡像というかアンチテーゼになっているのかな?
監督としてのクリント・イーストウッドは、スピルバーグなんかをはるかに越えているんじゃないかと思ってしまいます。