サンダーボール作戦(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2012/11/23
- メディア: DVD
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冒頭で007がスペクターの幹部を殺害する場面があるのですが、
そこからの逃走道具が、おっさんの記憶の中にあるロサンゼルス・オリンピックのロケット装置にそっくりでした。
1984 Los Angeles Olympic Games - Opening Ceremony
いや、こちらの「サンダーボール作戦」の方が古いので、
ロス五輪の方が「007」を真似たというべきなのでしょうか。
知らなかったので、かなり驚きました。
脱線しますが、ロス五輪はもう30年以上前の出来事なのですね。
そうか。
おっさんは中学生でした。
Olympic Theme Los Angeles 1984 - Original - (John Williams).mp4
このジョン・ウィリアムズのテーマ曲と開会式の光景に、すごい未来を感じたような気がしたもんです。
この後、バブル崩壊までの数年間、日本経済はイケイケドンドンで、「想像力を失い、創造力も失ったアメリカは黄昏の帝国で、これからは日本経済の時代じゃい!」てな感じだったのですが、想像力も創造力も失っているのは、日本の方だったってことが約20年かけて証明され、現在も進行形です。
脱線はさておき、
気になったのは、犯罪組織スペクターの厳しすぎる規律。
一つの失敗を、失敗者の命で贖っていたのでは、人員不足で組織が成り立っていかないと思うのですが「恥をかいてきたな!」なんて怒声とともに組織員が殺されます。
一番納得いかないのは、スペクターのNo.2ラルゴは、この「サンダーボール作戦」に成功してもNo.1のブロフェルドから誉められるだけでNo.1には成れなさそうで、失敗するとNo.1から消されると思うので、成功に対するモチベーションが保てないのではないかという点。
これなら、組織内でなにもせずに保身に努めて、No.1を失脚させる陰謀でも練ったほうがいいんじゃないかと思うんですよね。
あとはスペクターが核攻撃を避けるための代金をダイアモンドで要求するのですが、
やっぱり普通なら金(ゴールド)で要求するべきじゃないんでしょうかね?
「ゴールドフィンガー」から続いて金(ゴールド)が登場することになるので、
避けられたのかなと思うのですが、おっさんなんかは「黒幕は実はデビアスなんじゃないか?」と思いましたが、そうではないのでした。
メインのボンド・ガールはクロディーヌ・オージェ。
すごくきれいな人だなとは思ったのですが、いまいち影が薄かったような。
スペクター側の悪のボンド・ガールのルチアナ・パルッツィが頑張っていたせいでしょうか?