先日、Amazonプライムビデオに入っていると大喜びした「007」シリーズ。
さっそく第1作の「ドクター・ノオ」を見てみました。
ドクター・ノオ(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2012/11/23
- メディア: DVD
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全然本筋とは関係ないのですが、
「Dr.Know」だと思っていたので「Dr.No」だと初めて知りました。
今まで、パロディの定吉七は読んだことがあるのに、
本元の「007」を見ていないという状態がようやく解消されようとしています。
本元の「007」を見てみると、「定吉七」の方も「ああ、あれはここのパロディか」とわかって二度美味しいですね。当たり前か。
意外にも第1作は低予算映画だったようで、ドクター・ノオのクラブ・キーのセットなどがかなりショボいですが、まあ、それはいいかという感じです。
しかし、英国諜報部の007がパンアメリカン航空機に乗って、英領ジャマイカに到着しているのはいかがなものか。やはり英国のフラッグシップキャリアのブリティッシュ・エアウェイズに乗るべきではないのか。
この映画が公開された1960年代の観客に、
「この映画の最新作は2015年でも公開されてますが、もうその年にパンアメリカン航空はないですよ」と言ったら、「それはなんのジョークだね」と言い返されそう。
ボンド・ガールはウルスラ・アンドレス。
このハニー・ライダーという役、てっきりドクター・ノオ側の人間だと思ったら全くの部外者で偶然に居合わせたという設定にはちょっと面食らいました。
もっとぶっ飛んだのは最終盤、ドクター・ノオの基地を「核爆発」でぶっ飛ばしたのに、007も迎えに来たCIAのライターも全然普通の表情であること。
この時代の人間(特にアメリカ人)は、ソ連の核がアメリカより優位なのではないかと神経質になっていて、核には非常にナーバスであるというのは、勝手な思いこみなのかもしれないなと思わされました。
それは一面であり、全てではない。
防護服を着ていたら、それでOKみたいな扱いで洗い流したり、中和できるというような映画内での描写でしたからね。
まあ、トンデモな部分はあるものの、今後23作見ていくのが楽しみです。