先日、友人より鮎をいただいた。
和歌山の日置川で穫れた鮎だとのこと。
友人曰く、日置川は和歌山県内の大きな川としては唯一ダムのない川で、鮎の味も抜群だとのこと。
和歌山では鮎は遠火でじっくり焼いたあと、頭からはらわたも含めて全て食べるのだ、との言葉と鮎を残し、友人は帰っていったので、その言葉通りにじっくり焼くことに。
さすがにいつも焼き魚でお世話になっているオーブントースターでは、じっくり焼けないので、フライパンに焼き物用のアルミホイルを敷き、焼くことにする。
いましろたかしの「釣れんボーイ」で鮎のことを「スイカの香りがする」と書いていたのだが、まさにスイカのような匂いがする。
焼き上がりはこんな感じ。
「はらわたの苦味がビールとあう」とも友人は言い残していったので、月末の余裕がある時のみのビールを特別に解禁することにした。
苦味といえば、やっぱりキリンということでラガーと迷った末に一番搾りにする。
おっさんは正直、川魚を食べたことがないので、おっかなびっくり鮎を口に運んだのだが、確かにうまい。身は淡白ながらも旨味が強い感じで、はらわたの苦味、たまごのぷちぷちした食感と甘味がごちゃまぜになって口の中を通っていく。
頭から尻尾まで確かに全ていただきました。