橋本愛主演、「リトル・フォレスト 夏・秋」、8月6日まで無料公開中です。
おっさんは「あまちゃん」放送中は、豊中の施設で仕事してまして、ほとんど見ることが出来なかったので、橋本愛の演技をきちんと見たのは初めてかもしれないです。
演技、うまいのかどうだかすごく微妙な感じがする。
モノローグはうまい感じがするのだけれど、演技が常に抑揚過小というか淡々としすぎているように思う。
映画は「こもり」という東北の集落で自給自足に近い生活をしてる主人公の食を中心とした日常を描いている。
自給自足の生活、インドで出会った(当時の)若い人たちの中にはけっこう志向している人が多かったけれど、おっさん個人的にはとても無理な感じです。
そもそも、米を毎日食べてるけど、米の作り方がわからない。
和歌山に引っ越してきてハイツの隣が田んぼだけれど、6月初旬から中旬に田植えがされるのを見て、「田植えって5月頃だと思ってた・・・」って感じなんですもの。
映画内で出てきた、「ぐみの実」「あけび」「イワナ」も言葉は知ってるけど、リアルで見たことはありません。
(あけびは「万葉の道」を歩きに行った時に遠目で一度だけ見たことあり)
ほんと自然から遠く離れた生活をしているなあという感じです。
おっさんは正直サバイバル生活になったら真っ先に死ぬタイプの人間です。
あと、映画で気になったのは、主人公が生活の中で使う道具がきれいすぎること。
手入れが行き届いているというのじゃなくて、道具が全て新しすぎると感じたのでなんだか映画自体にリアリティがないように感じました。
とはいえ、人間関係もきれいな田舎の生活はとても魅力的に描けているように思います。実際のところは、人間関係もあんなにきれいには行かず田舎なりのしんどさがあるだろうなとは思います。