前回の報告のせいで、Norris Day伍長から猛烈な抗議を受けちまったぜ。
俺が、Norris伍長の射撃の腕を、
QF 2-pdr Mk. IX砲をぶっ放すと、全弾があちこち違う方向に飛んでいくという腕の持ち主さ。
と紹介したせいで、伍長のお袋さんから手紙が来て、
「あんたが下手な歌ばっかり唄っているせいで、社長さんに迷惑をかけているらしいね。他人様の役に立つ男になっておくれ」
と書いてあったらしい。どうやらNorrisのお袋さんは車長の俺を社長と勘違いしているらしい。
抗議するNorris伍長の眼がランランと燃えて、砲塔を性能のよい物に交換するか、俺を士官学校でのタンク射撃の訓練に参加させろとのことだったので、両方かなえてやったぜ。
やっぱり歌ばかり唄っている芸術家肌の奴は激情的だな。
もっとも奴は、本国では水道屋で、水とタンクは切り離せないだろうということで、戦車部隊に配属されたと聞いたがな。
砲塔交換、士官学校での訓練後、最初の戦闘でNorris伍長の射撃で2両の敵戦車を撃破したので、「俺はとんでもない才能を埋もれさせていたのかも?」と後悔したが、そのあとはいつものナマクラ砲手に戻っちまった。よっぽどお袋さんに、手紙で戦果を報告したかったらしい。
おっと、訂正訂正。
Norris伍長はしっかり働いてくれているので、お母さん安心してください。
その後の戦果で、ひとり士官学校での訓練に参加できず、「あーあ、俺なんか本国で牛乳配達をやってる方がマシだぜ」とすっかりすねていた装填手のMaverick Proctor下級伍長も士官学校での訓練におくれたぜ。
現在の愛機、Cruiser Mk.Ⅲの姿と戦績だぜ
乗員の訓練が終わったので、装備も開発していかないとな。
ところで、俺様をモデルにしたブラッド・ピット主演の戦争映画が公開されるぜ。
「お前は観に行くのかよ?」って。俺は血が苦手なので戦争映画はちょっと苦手だぜ。まあ、機会があったら観に行くかもな。