まなさんはなんとかお風呂場の狭いところにこもるのはやめて、
通常の部屋に出てきて過ごしてくれています。
水はいつもの容器以外にもいれて、
あちこちの置くようにしたのが良かったのか、
飲んでくれています。
ただ、食は細い。
以前なら5分、3分で食べていたご飯の半分程度をちょこちょこと食べます。
うーん、こんなんでやせてほしくない。
やせては欲しかったけれど、きちんと運動してそれでやせてほしいと、
おっさんは思っています。
まなさんにとっては、おっさん以外の人間の行動音はかなりストレスなんだね。
たぶん、まなさんは前のうちを、
「あたしはここで生まれて、生まれてからずっとここにいる」
とでも思ってくれていたのかもしれないね。
のらで公園の近くの路地をさまよっていて、
ゴミ箱の魚をあさったり、公園の猫の仲間に入れずいたのを覚えていないのかも。
だから前の家は、まなさんと本当にマッチしていたんだね。
ごめんね。
ちょっとストレス過多かもしれないけど、慣れておくれ、まなさん。
お腹を見せて寝転んでくれるようになったのは、前進。
でも、鳴き声が前の家とはかなりパターンが違うので、まだまだなのだろう。
まあ、おっさんはゆっくりここに慣れていくから、
まなさんもゆっくり行こう。
なるべく快適な環境に改善していくからね。
このあと、ワイシャツを放り出した隙間に潜りこんでしまった。
まなさん、そこには前の家の匂いが残っていますか。