雨がかなり降っていたものの、区役所に行かねばなるまいと、
傘だけ持ち、ぬれても良いように防水の携帯電話だけ持っていきます。
足元はビーチサンダルでズボンのすそは少しまくる。
区役所で所用が終了後、
雨も降っていることだしぬれないように散歩しようとの目論見で、
本町の船場センタービルを東から西にトコトコと歩くことにしました。
「1,000mの散歩道」とのポップもあり、
目論見成功!と思いきや、
主に衣料品のお店が多く、
ファッションにほぼ無頓着なわたしにはさして面白くないことに気づきました。
それに地上階を歩くと館の変わり目は信号を渡らねばならず、
地下1階を歩くと、館の変わり目では北通路に移ったり、
地下鉄駅連絡道に逸れたりせねばならず、
あまり直進でズンドコ歩くというわけにいかないのが、なんだか歯がゆい。
地下2階だと飲食店が主だし、もっと楽しく歩けたのかもしれません。
御堂筋で表に出ると、雨が感じないほど小ぶりになっていたため、
近所の坐摩神社へいきました。
「ざまじんじゃ」だと思っていたら、「いかすりじんじゃ」でした。
そういえば、神社に詳しい友人と一緒に来た時にそう教わったような。
ちょうど茅の輪くぐりの茅の輪が残っていたので、くぐらせていただくことにする。
ただくぐるだけじゃなくて、手順があるんですね。
知りませんでした。
神社の前にあった、旧の町名看板によると、
この神社の神職はどうやら渡辺氏が世襲しておられたようですね。
(いまはどうだかわかりません)
おっと、渡辺氏 - Wikipediaによるとお初天神の神職も渡辺氏のようですね。
もともとの根拠地だったようです。
ということは、渡辺氏も小楠公とあるいはともに戦うか、
敵対して戦ったのでしょうか?
「神官が戦う」なんて変な表現に聞こえるかもしれませんが、
中世の神官は在地領主であり、武士である例が珍しくなかったのです。
そのあたりは、「寺社勢力」に載っておりました。
わたしは京都の古本屋で100円ワゴンから見つけたのですが、
大変おもしろかったです。
その後、迷ったものの戎橋のブックオフに立ち寄り、
100円コーナーで「西行花伝」を購入。
宮崎先生の本は線を引き引き読んでいるので、
入浴中の読書に適さないため、この本を購入。
何より分厚いのがよろしい。
700ページで108円。
読むのにたっぷり時間がかかりそうです。
戎橋をすこしぶらつくと、中国人の観光客が多くおられる。
かつ、彼らはビーチサンダルでぶらついている人が多いので、
それに紛れて、あちこちをキョロキョロと見回しながら歩くことに。
事実、戎橋の風景はかなり変わってしまっているので、
お上りさん気分で歩くことになんの抵抗もなかったです。
適当なところで東に曲がり、自宅まで歩いて帰宅。
5時間ぐらいあちこちをうろついていた結果になります。