テレビ版の名探偵コナンをほとんど見たことがないのですが、
劇場版の名探偵コナンは、美しきマンネリズムを形成してますね。
コナンに真相に迫られた真犯人は、
単なる子どもにしか見えないコナンを今までの被害者同様に葬り去ろうとするが、
最後は、コナンの機転を利かせた阿笠博士の探偵道具を使った反撃に屈する。
という構図が、
ちりめん問屋の隠居に真相に迫られた悪代官が実力行使で排除しようとするが、
助さん格さんの剣術に沈黙させられた上、三つ葉葵の紋所の権威に屈服するという、
水戸黄門のマンネリズムと似通ってますよね。
まあ、最後に正義が勝つのだから、そうならざるを得ないのですけれども。
14番目の標的(ターゲット)なんて、
もう今までの失敗を隠ぺいするための行動が、テロリズムみたいになっていて、
新しいショッピングモールが崩壊しちゃってますからね。
「おい、おい、お前の仕事の誇りとやらはどこに行ったんだ」と思ってしまいますが、
そこは深く突っこむところではないのでしょう。
なかなか楽しかったです。
というか、いまの子どもはネットで無料でバンバン映画が見られるからいいですね。
僕が子供の頃にこんなシステムがあったら、
もともと登校拒否ぎみだったのが、
絶対に学校なんか行かずに映画ばっかり見てたと思います。