「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

センチメンタルなまなさんへの想い

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仕事休みで出かけるはずだったのに、

家事をしてコーヒーを飲んだらいつの間にか眠ってしまっていた、同居人(わたし)。

 

仕事のストレスのせいか疲れが抜けきらない。

 

一緒に眠っていたまなさんに、

「あなたは自由でいいね」と話しかけてみたが、

 

まなさんが真の意味で自由なわけはないよな。

 

この小さな空間でいつでも眠れるという小さな自由は有しているものの、

この小さな空間からでる自由もない。

 

飢えることのない程度のご飯はもらえるものの、

同居人のおっさんのくれるご飯しか食べるものはなく、

好きな動物を捕獲して食べられるわけではない。

 

同じ猫の友だちも持つことができず、

友だちといえそうなのは、同居人のおっさんだけである。

 

そして、家族も同居人のおっさんだけで言葉は通じない。

避妊手術をしたので、まなさんが新しい家族を持つこともない。

 

同居人たる僕は、

まなさんが近所の公園の向かいのマンションのゴミ捨て場で、

ゴミの中の魚をあさっているのを見て、

 

「この猫、目も鼻もクシャクシャで、お母さんが恋しくて泣いているし、

まだ小さいので死んでしまうかもしれない」

と思い、保護して小さなこの部屋につれて帰ってきたけれども、

 

もしかしたら、まなさんはあのままノラとして生活し、

子供を生んだほうが幸せだったかもしれないし、本当に自由だったかもしれない。

 

まなさん、ごめんな。

でも、見当はずれでもおっさんはあなたを大事にしようとしているから、

この先もよろしくな。

自己満足にすぎなくてもまなさんを家族だと思ってるからさ。

一緒に暮らしていこうな。