「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

街なかの蛇

先日(7月5日)の夜10時頃に自宅に向けて自転車をこいでいると、大阪医療センター南側、東に向かって登っていくゆるい坂道で 道の上に細いヒモがあるのに気がつきました。

 

 

と、なんだかヒモが動いたように感じたので、自転車を止めて目を凝らしてみると、蛇でした。こんなところで蛇を見かけるとは、驚きでした。

 

 

蛇の方も自転車にまたがったままの僕の姿が大きく見えたのか、すこし威嚇するようなしぐさだったので、まさかマムシではないだろうが、噛まれたら嫌だなと思いつつも観察を続けると、道路に北側に面している病院の壁を登ろうとし始めました。コンクリート壁なので、ひっかかりがなく登れないと少し東に移動し、石積みの壁になっている部分に差しかかると、器用に石積みのくぼみに身体を引っかけて、壁を登り、壁の隙間から、病院の敷地内に消えていきました。

 

 

面白かったのは、その間、同じ側の歩道を3人の女性が歩いていったのですが、 誰一人として、もそもそと動いている蛇に気づかないんです。僕は蛇に向かっていつものごとく、 「あなた、どこからきたん?」とか 「おお、器用に登るな」とか 「がんばれ、もうちょっと」 などと声をかけていたのですが、僕の視線の先に注目することもなく、 スタスタと通りすぎて行きました。

 

 

彼女たちからしてみれば、いると想像だにしない蛇よりも道端で自転車にまたがったまま、 誰もいない空間に声をかけている、「へんなおっさん」である僕のほうが気持ち悪かったのは確実なことでしょう。

 

 

しかし、あの蛇はどこから現れたのでしょうね。大阪城公園からは200mほどは離れているし、上町筋を越えないといけない。 難波宮跡は上町筋をまたいで隣ですが、蛇が生息できるとは思えないんです。だだっ広い場所で、身を隠す場所あまりない場所なので。その蛇、一匹だけが自然にわいてでるはずもなく、 近所で親が生息したりして、繁殖できる環境にあるんでしょうけれどもね。

 

 

2017年7月8日:改行修正