お風呂から出て体を乾かしているときに思ったんですが、よく報道などで「政治不信」が高まっているとか言いますが、「政治」に対して「不信」がある状態というのは、実は普通のことであって、べつになんら憂うべき状況にないのではないか、とふと思いました。
当初は、お風呂の中で何かの連想から「疑う」ことについて考えていたんですが、「ふっ」と考えが跳んだ先で先ほどのように思いました。
そもそも近代の立憲主義というのは、『歴史的に見て国はひどいことをしばしば行なう』だから、憲法という言葉によるビジョンを掲げて、『必要悪の国を国民の代表である議員を議会に送って、国を縛る法律というルールを作る』というものだと思います。
そして、その国を縛る法というルールをうまく作れない議員には、選挙を通して、当選落選で成績をつける。というわけで、基本的に「政治を信じる」という構造ではなく、 当たり前に基礎にあるのは、「不信」ですよね。そんなわけで「政治不信は普通の状態だ」と思ったわけです。
そもそも、「信じていたら良くしてくれる」というのは、政治ではなくは宗教のような気がしますね。
2017年5月6日:改行修正