「ぱぱんがパン」はインターミッション。
インターミッションといえば、映画の中休みのことですが、 一番ドキドキしたインターミッションのある映画は「風と共に去りぬ」かな?
DVDだったから一時停止すればいいのに、 きちんとインターミッション中にトイレに行った記憶があります。 それはさておき、 今日ご紹介するのは、久々の紅茶です。 しかし、ジャンルに紅茶がないんですね。どのジャンルにしようか迷いました。
今日とりあげるのは、「アフリカンプライドティー」というアフリカのタンザニアの紅茶です。 ホント失礼な話で申し訳ないのですが、 タンザニアで茶が生産されていることを、この紅茶を飲むまで知りませんでした。 北東側の隣国のケニアでは紅茶が生産されていることはもちろん知ってました。
昔、たまに行った大正のチャイ工房も僕が行ってた当時はチャイにケニアの紅茶を使っていて、 店頭でもケニアの紅茶を販売されてましたし、 ケニアの紅茶は味が素直だということでブレンドの基礎に良いということで知ってたんですが、 タンザニアの紅茶は全く初耳でした。 大体、タンザニアと聞いて思い浮かぶのは、タンガニーカ湖とタンザナイトという貧弱な知識ですから、 しょうがないといえばしょうがない。
タンガニーカ湖もアフリカンシクリッドという種類の熱帯魚の産地だな、という認識で、 熱帯魚はむかし実家で父が飼育していたのですが、アフリカンシクリッドは飼育の経験は確かないです。
タンザナイトの方は、以前チラッと鉱物に興味を持ちかけたので、辞典があり、名前は覚えてました。 で、タンザニアというと紅茶よりもむしろコーヒーの栽培が有名で、 キリマンジャロという名称で、みなさん耳にされたり口にされたりしていると思います。
でも、紅茶は知らなかった。 書く段になって検索してみると、なんと「アフリカンプライド」という項目がWikiに存在します。 驚きだ。 タンザニアの中で「アフリカンプライド」の栽培されているウサンバラ高原はどの辺かと検索してみると、 「アフリカ案内」さんというホームページがあるので、そのタンザニアの項にリンクをさせていただきました。
このページの地図によると、結構海よりですね。 もっとキリマンジャロ山に隣接した高原地帯なんだと思ってました。 (いま「地帯」と変換しようとすると「痴態」という字が変換候補の筆頭に!どこで使ったんだろう、そんな字)
ちなみにキリマンジャロ山のWikiの中でも触れられていますが、 ヘミングウェイの短篇集の中に「キリマンジャロの雪」という短編があり、 昔の新潮文庫のヘミングウェイの短篇集だと(1)だか(2)だかの最終にこの「キリマンジャロの雪」が 置かれていた記憶があり、とても懐かしい短編です。 その「キリマンジャロの雪」の作中で、 キリマンジャロの氷河の中にヒョウの死体があるという記述があるのですが、 それと同じような描写が、「バナナフィッシュ」という漫画で、 主人公、アッシュ・リンクスの孤独さの表現として書かれていたと思うんですよね。 という意味で懐かしさが二倍なのですが、 いま、ヘミングウェイの短篇集も「バナナフィッシュ」も手元になく確かめようがないのです。
勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪―ヘミングウェイ全短編〈2〉 (新潮文庫)
- 作者: アーネストヘミングウェイ,高見浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
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話が大脱線、大拡散してしまいましたが、 肝心な紅茶のお味はというと、これがしごく美味しいんですよね。 もともとCTC製法のお茶は早くお茶の色を出すためだけの工夫のような気がして、 あまり好印象ではなかったのですが、 きちんとケチらずにお茶の葉を測るスプーンに一杯分すくって、 僕は濃い目が好きなので、きちんと3分砂時計で計ると、 苦味はきついもののすっきりとした苦味で、 あと口にはお茶の甘味が美味しく残ります。 以前飲んだOP(オレンジペコー)の茶葉を使ったお茶を飲んだ時に感じたのと同じような甘味があります (個人的な味の記憶なので伝わらないですね。自分の表現力の無さが残念)。
あ、あとCTC製法は香りも弱い印象があったのですが、 このお茶は結構香りも出ます。 そんなわけで、タンザニアの紅茶、大変美味しいです。 FTGFOPだから美味しい、OP、CTCだから美味しくないではなく、 やはり、それぞれの紅茶、個人の好みによって、 美味しい、美味しくないは左右されるなと改めて思いました。 しばらく、美味しいタンザニア紅茶を楽しみたいと思います。 興味のある方は、飲んでみてください。販売店のリンクを貼っておきます。 ところで、ここ数日、書けば書くほどアクセスが下がっているのはどうしてなんだろう?www
2016年4月6日:改行、誤字修正。
4月23日:リンク追加