「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

なんだか気に食わないNHKの報道

自分はいま家にテレビがなくてラジオのことを書くので、 テレビでは違うかもしれないことを最初に断っておきます。

 

ラジオでNHKのニュースを聞いている限りでは、NHKのアナウンサーの人は、まるで他人事のように大相撲の八百長問題を報じているように感じます。

 

でも、ありとあらゆる報道機関の中で、大相撲の内幕に最も近づく機会を得ているのは他ならぬNHKで、今回の報道が紛れもない事実であるとすれば、 おそらく連綿と続けられてきたであろう八百長の事実に、ずーっと気づかないままできた大マヌケな報道機関であるということですよね。その点についての反省はないのでしょうか?

 

ちなみに自分は相撲には全く興味のない人間ですが、 七勝七敗で千秋楽を迎えた力士の勝率が、異常なほどに高いということは、どこかで目にするなり耳にするなりしたことがありました。自分のような門外漢ですら、そういう情報に接する機会があったのですから、生中継で大相撲を全国の家庭に提供しているNHKは、その事実をもとにして今までも調査をする機会はあったのではないでしょうか?

 

それをせず、 ほんの少し探れば行き当たることができたかもしれない報道の努力を放棄した上で、捜査機関の公式の発表でもない、捜査段階での情報で、さも鬼の首を取ったみたいに「大相撲の世界はこんなに八百長で汚れています!!」と大騒ぎするのは、何か違うなあと思います。利用するだけ利用して、相手の苦しい時はテーブルの下で足を踏んづけるというのでは、どこが公正な報道なんじゃいと思います。

 

で、今回の件が嵐のように通り過ぎると、「クリーンになった」大相撲協会と、「クリーンで公正な」NHKが再び握手して、「清く正しい日本の国技」大相撲を、お茶の間に提供するのでしょうか?

 

なんだかなあ。