「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

Amazonプライムビデオで「赤穂城断絶」を見た

Amazonプライムビデオの新着みたいなところに「赤穂城断絶」のタイトルがあり、12月だし赤穂浪士物もいいかもしれないな、とクリックしてみたところ、監督が深作欣二だったので、前回の休みに視聴してみました。

 

 

赤穂城断絶

赤穂城断絶

  • 発売日: 2019/11/29
  • メディア: Prime Video
 

 

 

赤穂城断絶 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2003/06/21
  • メディア: DVD
 

 

 

もっと変な?赤穂義士物かなと思ったのですが、以外に普通な感じで仇討ちに焦れて脱落したり自堕落になったりといった浪士たちの動きも描かれていて、短時間にスッキリとまとまっている印象でした(見ているこっちが大まかな流れを理解しているから脳内補完している可能性はないとは言えないですけれども)。

 

 

ただ、冒頭の「徳川綱吉専制で、大名が大量に取り潰されても何も言えない状態であった」みたいなナレーションは事実に反していると思います。この時期は、もう家綱期の由比正雪の乱のあとなので、武断政治から文治政治に 完全に移行していて、浪人を増やさないようにする配慮から、大名の断絶は大幅に減っていたはずです。

 

 

それはさておき。

通説?では吉良上野介側が仇討ちを恐れてかなりの備えをしていたと言われるのですが、地の利を得た防御側の吉良側に死者が多くて、赤穂浪士のけが人がほんの数名なので、本当に備えていたんだろうか?と疑問に思います。

 

 

深作欣二が撮ると、討ち入りのシーンが相手方の親分のタマを取りに来たヤクザ者みたいに見えて、「不意をついたわしらの勝ちじゃい!」って誰かが叫んでいそうな気がします。

 

 

そう思うと、理不尽な討ち入りにさらされた吉良上野介が、哀れな被害者的に見えたりします。

 

 

ところで全然話は違うのですが、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の予告編をYouTubeで見ました。ダニエル・クレイグの第1作「カジノ・ロワイヤル」があまりに素晴らしかったので、ダニエル・クレイグが降板すると言われる次作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が良作であることを祈りたいところです。