今日は所用で大阪に出かけたのですが、往復の電車内で「五色の虹」を読み終え、「英国軍艦勇者列伝」をかなり読み進められて、ごきげんなおっさんです。
P.110
議論に参加するには知識や論理構成力だけでなく、何よりも勇気が必要なんだよ。自分の考えを口にする勇気じゃない。自分が負けたことを受け入れる勇気さ。自分の意見が常に正しいなんてあり得ない。時に論破され、過ちを激しく責められる。発言者はその度に自らの非を認め、改めなければならないんだ。
発言者は、満州建国大学の1期生の百々和という人物なんですが、正にという言葉ですね。なんとかという自称アジアの大国が「あれは負けてなかったんだ」とか「負けたけど悪くなかった」とか「これだけ謝ったんだから、もういいだろ」とか言って、他国を見下した態度を改めないのとは、好対照な姿勢ですね。
百々和は学者だったので、Wikipediaのページもありました。
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