「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

読書メモ「古代日中関係史」の2

 

古代日中関係史-倭の五王から遣唐使以降まで (中公新書 2533)

古代日中関係史-倭の五王から遣唐使以降まで (中公新書 2533)

 

 

 

P.15

宋の初代皇帝となった劉裕は、卑賤の家より出て皇帝へと上り詰めた。出自に由来する権威の弱さは、劉裕の子孫にも引き継がれていく。宋の皇帝たちにとって、権威の向上は重要な課題であり、威徳を内外に喧伝できる行為は歓迎すべきものであった。

 

 

 

劉裕 - Wikipedia

 

いつも思うですけど、この「権威の弱さ」っていうのは、誰の視線なんでしょう?同時代人が「今の王朝、権威が弱いなあ」と思うんですかね?

 

 

では、出自の悪い劉邦の「漢」や朱元璋の「明」も権威の弱さを抱えていたんでしょうかね?

 

 

「漢」や「明」は王朝として長く続いた、それに反して「宋」は短命だったから、「権威が弱かった」と言われるだけじゃないんですかね?

 

 

劉裕については、そのものずばり「劉裕」という本があります。

 

劉裕―江南の英雄宋の武帝 (中公文庫)

劉裕―江南の英雄宋の武帝 (中公文庫)

 

 

 

読み返したくなりますが、全然読書が進まないおっさんがそこまで手を広げると、いま未読で積んでいる本がさらに読めなくなるんですよね。

 

 

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