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坂額御前は、巴御前と共に、日本史上、勇女の双璧としてその名をとどめている。坂額は、後世、板額と記されているが、彼女に関する唯一の文献である『吾妻鏡』には、坂の字が用いられている。
おっさんは板額御前のことを全く知らなかったので、「双璧」と言われて、「?」という感じでした。「双璧」というとミッターマイヤーとロイエンタールという感じです。
そもそも巴御前も「ああ、木曽義仲の?」というだけの印象しかありません。
でも、この板額御前は人形浄瑠璃や歌舞伎の演目になったりしているんですよね。
Wikipediaの中に、
また、江戸時代以降、醜女の蔑称ともなった
との表現もあるように、昔は広く知られていた人物なのに、忘れられたようになっている人物って惜しい気がしますね。
おっさんが人形浄瑠璃や歌舞伎、講談といったものに接する機会がなくて、そのあたりへの知識がないというのが大きいんですけどね。
だから、「鬼真柄」とか言われても全然ピンとこないですからねえ。
越前の朝倉家なんか、「あぁ、信長の噛ませ犬ね」みたいな感じですもんね。