「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

読書メモ「日本仏教史」の3

P.153

一体、口称の念仏は容易であると同時に非常に呪術的発想と結びつきやすい面をもっている。古代人の発想では、言葉を口に出すとその言葉によってあらわされるものを支配できると考えられた。それゆえ、阿弥陀仏の名をとなえると、それによって阿弥陀仏の絶大な力をはたらかせることができると考えられ(略)

 

これは非常に興味深いな。直接名を呼ぶことを忌むという習慣があることは知っていたけど、念仏がそこに結びつくという発想はなかったな。

 

 

日本仏教史―思想史としてのアプローチ (新潮文庫)

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