そこは雪国でした。にはモルモン教の宣教師の方がいました。
末日聖徒イエス・キリスト教会 - Wikipedia (モルモン教のこと)
「うわー、失敗した」と思いましたが、しばらく話を聞くことに。
家族は大事ですか?からはじまり、おっさんと宣教師さんが兄弟、人類は兄弟と発展していきました。なんだかそうなると、人類を兄弟とする要の位置に天皇が来るか、神様が来るかで、八紘一宇と変わらないような気がしました。
まあ、ただそれぞれの信奉者によると、中心に何が来るかがとても大事なんでしょうけど、未知数Xということにしておいて、皆で仲良くすることはできなんでしょうかね?
背の高い方の長老さんは、アメリカのアイダホから来たそうな。
しかし、彼らをして極東の島国のそのまた端っこの和歌山まで来させる熱情は、理解し難いものがありますね。それとも、補陀落を夢見て渡海していった、補陀落渡海の行われた地である紀州と彼らの熱情は、呼びあうものがあるというべきでしょうか。
おっさん、以前も書いたかもしれないですが、井上靖の西域物にはまっている時に、「補陀落渡海記」も読みまして、名状しがたい衝撃を受けました。
なんでしょう、その情景が怖くて怖くてしょうがなかったという感じです。
井上靖は、存命中の大ブームが終わった感じで、忘れられた作家のようになっているのでいま読み返してみると案外面白いかもしれないですね。
「ならシルクロード博」、おとんに連れて行ってもらったなあ。めっきり口数が少なくなって得体の知れない存在になった息子とコミュニケーションするつもりだったのかな。そう思うと悪い息子だな。
ちなみに教会に行く約束をしてしまったのですが、どうしようかな。
おっさんのことを「優しそうです」と言ってましたが、おっさん初対面の人に優しそうと言われたのは初めてかもしれないな。
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