「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

紀の川北岸自転車生活 かわいそうなねずみを(たぶん)ひき殺す

先日のおっさんにとっては記念すべき100kmライド。

しかし、そこで犯した罪を告白せねばなりません。

 

 

なにをしたかはタイトルそのままなんですけど。

 

 

国道24号線を走って和歌山市内に戻ってきて、一旦紀の川を渡り、紀の川南岸に出たおっさんは、和歌山刑務所の前を通る道を、西に向かって走っていました。

 

 

暗くて、あまり土地勘がないので和歌山市内のどの辺りでかは定かでないのですが、おっさんの自転車の前を横切る小さな物体がありました。

 

 

あっ、ねずみ。

と思いおっさん〈と自転車)は避けようとしたのですけれども、そのおっさんの動きに反応したねずみは、その場で立ち止まり、上を見上げました。

 

 

あっ、止まったら余計ひいてしまう。

と思ったのですが、自転車の軌道をそれ以上修正することはできず、ひく瞬間は見えなかったものの、「ムキュ」というような小さな音が自転車の下から聞こえました。

 

 

おっさんが軽く見積もっても50kg、自転車のGravier(グラビエ)が10kg。合わせて60kgの重さのものが、ねずみの上をおそらく通過したのだから、きっとねずみは死んでいると思います。

 

 

自分の犯した罪の結末を見届けるのが怖くて、引き返してねずみの死骸を改めることができませんでした。本当なら引き返して、死骸をどこか適当な場所に埋めてあげればよかったんですが、死骸がどんなひどい状態かと思っただけで怖くて、できませんでした。

 

 

おっさんがひき殺したねずみさん。

本当に、本当に、本当にごめんなさい。

 

 

全然、全く、ひこうという気などなかったのです。

あなたの生を奪う権利などかけらもないおっさんが、あなたのことをひき殺して、本当にごめんなさい。

 

 

許してもらおうなんて全然思っていないのですが、謝罪だけは受け入れてくれたらありがたいです。

 

 

猫とかイタチとかトンビに獲物として狩られて、弱肉強食の掟の結末として死を迎えたなら、あなたの死も無駄ではなかったのかもしれないですが、おっさんの自転車でひき殺してしまい、まったくの無駄死にです。

 

 

本当に、本当に、本当にごめんなさい。

謝ることしかできません。

ねずみさん、ごめんなさい。