第何話だったか忘れましたが、清からの王世子の冊封の使臣団が来た際に、シム・ウンテクが「軍事力の回復が殿下(王)の望みなのです」と言うようなことを言っていました。
おっさんはてっきり「文禄の役、慶長の役から回復していないのか?」と思っていたのですが、その後に「丙子胡乱」で朝鮮は大ダメージを受けているのですね。
1636年、後金のホンタイジが皇帝に即位し、国号を清と改め、朝鮮に対して臣従するよう要求したが、朝鮮の仁祖は要求を拒絶し、ホンタイジは朝鮮侵攻しました。
結果、
これが起こったのが1636年。このドラマで扱っている年代が1694年あたりなので、まだ60年ぐらいしか経っていない時代のことですし、清軍は50万人に登る朝鮮人捕虜を引き連れて満州に帰還したとのことなので、朝鮮の経済はようやく戦争の疲弊から回復しつつあった頃なのでしょうね。
ほぼ同時代の、一度読んで、ぜんぜん内容を覚えていない「韃靼疾風録」でも読み返してみましょうかね。