前回、清と明を間違えるという失敗をしたので、朝鮮の粛宗はどのぐらいの時代の君主なのか手持ちの東方年表で確認してみました。
粛宗の治世は、ほぼ徳川綱吉と同時代ぐらいですね。
今回、東方年表で朝鮮の君主の治世を確認しましたが、朝鮮の君主の治世を東方年表で確認したのは初めてかもしれないです。おっさんが大学で専攻していたのは、東洋史でももっと時代の古い北魏末なので、渤海の君主の治世は東方年表で確認したことがある気がするんですけどね。
おっさんと同期の東洋史専攻でも、ほとんどは中国史、たまに西域、北方遊牧民族がいたぐらいで朝鮮は朝鮮山城の研究をしていた同期が一人いたのを覚えているぐらいです。
あと、清からの使臣団の太監が「宮女ですら国のために働こうとするこの国がうらやましい」というような台詞があったんですが、この時代の清はまだ聖祖(康煕帝)、雍正帝、乾隆帝の三帝による全盛期を迎えようとする時期なので、老大国の清をイメージしたような太監の言は似合わないと思うんですけどね。
久しぶりに宮崎市定先生の名著「雍正帝」を読み返したくなりました。