「ファン・ジニ」とか「太陽を抱く月」とかを飛び飛びで見たことがあり、ちょっと韓国ドラマに興味のあったおっさんですが、昔むかし、予告をちらっと見た記憶のある「王女の男」をご飯どきの暇つぶしのつもりで見出したら、面白くてはまっています。
韓国版「ロミオとジュリエット」みたいな紹介で、恋愛ドラマなのですが、
主人公のキム・スンユの父親、キム・ジョンソが右議政(右大臣みたいなもの)で臣下筆頭みたいな扱いで出ているので、「朝鮮王朝では、日本と逆で『右』が上位で、『左』が下位なのかな?」と思ったら、そうではなくのちに昇進して、左議政になるので、「ああ、やっぱり『左』が上席なのか」と納得したり、
「『大君』と『君』は何が違うの?」と思ったら「大君」は王の嫡出男子で、「君」は庶出男子であることがわかったりと、朝鮮の歴史に知識がないだけにそこだけで楽しめたりします。
検索すると、Wikipediaはもちろんのこと、上記のサイト、韓国歴史ヒストリアというサイトがよくヒットするので参考にさせてもらっています。
あと、通史的な朝鮮の歴史ではなく、朝鮮王朝だけ、できれば建国期についてだけ書かれた手軽な入門書があればなあと思うのですが、なかなかないもんですね。その事実だけで隣国と言いながら、なかなか隔たりが埋まらないのだなと再確認させられます。
↓の本は読んだことがあるのですが、左翼的なものに親和性を感じるおっさんが読んでも(かれこれ20年ほど前に読みました)、北朝鮮擁護が過ぎると感じたので、ちょっと再読する気になれないんだよな。
かといって、右の朝鮮こき下ろし系の本も読みたくないしな。
きちんと近年の学問的成果を踏まえた朝鮮史の入門書はないんでしょうか。