先日、角川書店系のkindle本が安くなっている時に、「乙嫁語り」を8巻まで購入した。
- 作者: 森薫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: Kindle版
- 購入: 3人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
おっさん、史学科東洋史学専攻なのですが、正直中央アジアについては薄い知識がさらに薄い。
ぽちぽちと読んでいるのですが、ふっと思い出したのは、一年生の時に基礎講読かなにかで、先生が言った
「20世紀の初頭までは、トルコ語を話せれば草原地帯を通ってユーラシア大陸の西まで(スムースに)行けた」
との言葉。
草原地帯のトルコ語を話す遊牧民の間をずっと移動していけたのだろう。
もしかしたら、ロシアの動向を探るための軍の情報員かなにかについての話だったのかもしれない。
6巻のあとがきでもチュルク(トルコ)系諸語が方言ぐらいの違いしかないと、ウズベク語、カザフ語、キルギス語、トルクメン語、ウイグル語が列記されている。
なんだか井上靖の「蒼き狼」とか「敦煌」を読み返したい気持ちになったな。
いわゆる井上靖の西域物ですね。
ちなみに「さいいき」です。
玄奘の「大唐西域記」も「だいとうさいいきき」と読みますでしょう?