Amazonプライムビデオで「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」を観た。
トゥモロー・ネバー・ダイ(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2012/11/23
- メディア: DVD
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やっぱりこの作品で特筆すべきは、悪役カーヴァーの矮小さ。
作中でボンドが上のように発言するのも納得の小ささ。
カーヴァーがボンド・ガールのミシェール・ヨー演じるウェイ・リンの拳法の真似事を身振り手振りで行うシーンはまさに失笑ものでした。
そうでなくっちゃ自社のメディアの発展のために第三次世界大戦を引き起こそうとする男の矮小さを描けなかったのでしょうから、キャラクター作りは成功しているのだと思います。
世界征服を目論みながら2000万ドルをケチった「007 私を愛したスパイ」のストロンバーグとは違い、納得の小ささです。
カーヴァーみたいに「人の不幸は蜜の味」と考えて、他人の不幸を待ち望んでいる人間は世の中に沢山いますからね。その小ささをきちんと描いているので、この作品はある種の名作ですね。
作中で気になったのは、このキーボード。
中国語って、ピンインをアルファベットで入力して漢字に変換すると思っていたけど違うのかなと思っていたら、同じ疑問を持った人がいたようで、その人が実際の中国のキーボード配列を載っけてくれていました。
これはきっと各漢字がそれぞれピンインの代表的な漢字になっていて、あとは補助的な音を付け加えるとか四声の変化で別の候補漢字を呼び出すようになっているのではないかと想像。
中国語再履修クラスのおっさんには正確なところはわからないですが。