「まなさんと一緒」の日々

一緒に暮らしている、猫のまなさんとの日常を記していきたいと思います。

「007 私を愛したスパイ」を観た

 

 

 

 

 

大ヒットしたシリーズ中興の作品らしいですが、おっさん的にはいまひとつでした。

 

 

まずなにより嫌なのが、悪役がせこい。

スペクターのブロフェルドは伯爵になりたいという小物ぶりで馬脚を現しましたが、この作品の悪役、ストローンバーグは話の冒頭で協力した科学者2名をヘリごと爆破して協力に対する代金のそれぞれ1000万ドルを振り込み中止にするせこさ。

 

 

秘密保持のために爆破するならそれはそれで悪党としてしょうがないけれど、家族にも事故で死亡したので水葬したと知らせてやれと言いつつ、1000万ドルは支払わない。結局金が惜しいだけか。

 

 

「汚く稼いできれいに遣う」という格言を知らんのか。

そんなことでは人心を掌握できまいとかわいそうになる。

 

 

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文明の腐敗を心配する前に、自分のせこさを心配しろ。

 

 

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昔からムーとかアトランティスとかいう奴にロクな奴はいないのです。

 

 

設定上の不明点もあります。

上記のアトランティスという海底都市や原潜を3隻も収容できる巨大な偽装タンカーを造れるなら、原潜も作る方が安いのではという点。

 

 

またニューヨークとモスクワを攻撃するために核が必要だとしても原潜である必要はなく、核掲載可能なミサイルを開発すればいいだけではという疑問も。

 

 

最大の疑問点は、原潜を拿捕するときに使った原潜内の電気系統を操作不能にしたテクノロジーは何なのかという説明がないように思われたこと。

 

 

そんなわけでおっさんとしては、前作の「黄金銃を持つ男」の方が面白かったのではないかと思います。

 

 

ボンド・ガールはバーバラ・バック(Barbara Bach)。

Bachなのにバッハと読まないのね。

 

 

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もとビートルズのリンゴスターの奥さんだそうです。